AppleシリコンMACとDTM
常識はずれの性能を発揮しているAppleシリコン(M1チップ)搭載の新型MACが話題になっていますが、MACで音楽を作っている人たちは「音楽制作で使えるようになるのは当分先ではないか?」という考えを持っている方がほとんどだと思います。
私はいろいろあってAppleシリコン搭載の「MAC BOOK AIR」を購入しましたので、気になるLogicProXでのプラグインの動きをシェアしたいと思います。
私が持っているサードパーティーのAUプラグインは現時点ではインテル仕様のものばかりですが使って見るとかなりのものが動きました。
私が試したプラグインの状況は以下になります。(それぞれとりあえず使ってみたレベルです。メーカーがサポートを表明しているわけではないので、機能によっては何か問題が起きたりアップデートで動かなくなったりする可能性があります)
KORG Collection1 | ○ | プラグインはエフェクトのMDEも含めて動作する。スタンドアロン版はMIDIキーボードで演奏できなかった。 |
KORG Gadget1 | ○ | プラグインだけでなくアプリも動作する |
Arturia V-Collection7 | ○ | プラグインもスタンドアロン版も動作する |
Native Instruments (各製品群) | X | 管理ソフトのNAITIVE ACCESSが「Appleシリコンはサポートしていない」というメッセージで動作しないのでアクティベーションができない。ただしMASSIVE(初代)のデモ版はプラグインとして動作した MASSIVE(X)はデモもだめだった |
LennarDigital Sylenth1 | ○ | プラグインとして動作した |
RevealSound Spire | ○ | プラグインとしては動作した。ただしプリセット選択画面の文字が暗くほとんど見えない。この問題はINTEL MACでもBigSurだと発生するのでAppleシリコンではなくOSとの相性の問題だと思われる |
kv331audio SynthMaster | X | LogicProXがプラグインを認識しない |
リアルタイム演奏時のレスポンスについては気になりませんでした。注意深く鍵盤を弾いていると若干遅れているような気もしましたがそうだと知らなければ(そして私程度スキルならば・・・)気が付かないレベルです
✳︎Native Instrumentsの管理ソフトであるNATIVE ACCESSを起動するとこの画面が表示されます。
✳︎Sprieはプリセット選択画面が下図のように真っ暗になります。
(実際にはよーく見るとうっすらと文字が見えています)
この表示の問題はBig surにバージョンアップしたINTEL版MACでも発生しますのでOSとの相性のようです
しばらくこっちを使ってみようか・・・
私はMASSIVEをベースでよく使ってますし、ピアノ音源は完全にNative Instrumentsに頼っているのでちょっと厳しいところですが、しばらくこっちを使って新しい試みをするのも知見が広がっていいかもしれないと思い始めてます。
まあ、気楽な趣味の音楽活動だから言える話ですが・・・
次は、Appleシリコンで動くLogicProXのAUプラグイン管理がちょっと変わっているというお話です。
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